脱毛の痛み

脱毛の痛みがなくなるのは本当?麻酔の種類と注意点アレコレ!

医療行為を行えないエステサロンでは脱毛時麻酔を使用する事はできませんが、医療脱毛では麻酔を用いた施術を受ける事が可能です。

強力なレーザーを用いる医療脱毛は、エステ脱毛で行われる光脱毛よりも痛みが強い傾向にあるため施術前に麻酔が使われる事があります。

特にヒゲ脱毛など毛が太い傾向にある部位はレーザー照射時の痛みが強い事が多いため、麻酔が使われる事が多いです。

それでは麻酔をすれば本当に脱毛は痛くないのでしょうか?

今回はそうした疑問の答えに加え、脱毛時に使われる麻酔の種類や注意点もご紹介します。

麻酔をすれば脱毛は痛くない?

実は脱毛時に麻酔をしても、施術中の痛みをまったく感じなくなるわけではないのです。

そのため麻酔は「痛みをゼロにするためのもの」ではなくあくまで「痛みを和らげるためのもの」ととらえるのをおすすめします。

痛みの感じ方には個人差があるので、痛みはこのぐらいのレベルかははっきりいえません。

なお実際に脱毛を受けたという人には、施術中の痛みを「輪ゴムではじかれるような痛み」と表現する人が多いです。

脱毛に使われる麻酔2種類

ここでは脱毛時用いられる麻酔の種類をご紹介します。

脱毛で使われる麻酔は大きくこの2種類に分けられるのです。

  • 表面麻酔
  • 精神鎮静法

それでは、それぞれの具体的な方法についてご説明します。

表面麻酔

多くの場合脱毛の施術前には表面麻酔が使われます。

具体的な表面麻酔の方法としてはこのようなものがあるのです。

  • 麻酔クリームを塗布する
  • 麻酔テープを貼る

皮膚の浅い部分は表皮、深い部分は真皮というのですが、これらの表面麻酔は表皮のみにしびれをもたらします。

よって毛根のある部分である真皮にまでは表面麻酔の効果は及びません。

脱毛を受けている時の痛みが完全になくならないのはそのためです。

精神鎮静法

表面麻酔が痛みを少なくするものであるのに対し、精神鎮静法は患者さんの気持ちを落ち着かせリラックスした状態で脱毛を受けてもらうためのものです。

具体的にはこれら2種類の方法が挙げられます。

  • 笑気ガス
  • 静脈麻酔

笑気ガスは専用マスクで亜酸化窒素を吸い込む麻酔方法です。

ガス吸引中は頭がぼーっとした状態になります。

痛みを軽減する効果も望めますが気持ちを落ち着かせる作用が主に期待されるものなので、肌に感じる痛みを和らげる表面麻酔と併用されるケースが多いです。

一方静脈麻酔は点滴で薬剤を注入する麻酔方法であり、この麻酔を用いる場合薬剤の作用で眠った状態で施術を受けるという事になります。

全身麻酔に近いものだと考えていただければ問題ありません。

また静脈麻酔には、施術当日の食事や車の運転ができないというデメリットがある事も覚えておいてください。

これら麻酔方法は施術に対する恐怖心を軽減する効果が望めることから、親知らずの抜歯などといった歯医者さんの大がかりな治療でも用いられる事があります。

麻酔をして脱毛する時の注意点3つ

痛みの少ない脱毛を望んで麻酔をしてもらうのであれば、これからご紹介する3つの点に注意しなければなりません。

特に麻酔のアレルギーを持つ人が安易に麻酔を使用すると、後で取り返しのつかない事になるケースも。

そのため、安心して脱毛を受けたいのであればこちらでご紹介する注意点を必ず確認してください。

脱毛で麻酔をお願いすると別料金を請求される場合も

クリニックによっては脱毛時に麻酔をしてもらう場合、それがオプションとして扱われ施術代とは別に麻酔の代金を請求されることがあります。

1回あたりの施術でかかる麻酔代はこのぐらいです。

  • 麻酔クリーム…1000円~3000円程度
  • 麻酔テープ…数百円~1000円程度
  • 笑気ガス…2000円~3000円程度
  • 静脈麻酔…1万円~数万円

具体的な価格はクリニックや施術部位によって異なるものの、だいたいこれぐらいの値段と考えてください。

クリニックで正確な金額を知るのも大切ですが、麻酔の料金が施術代に含まれているのかどうかもしっかりチェックしましょう。

表面麻酔を使って脱毛するなら30分早く来ないとダメ?

麻酔クリームにおいても麻酔テープにおいても、薬剤が肌に付着してから表面麻酔の効果が出るまでに30分程かかります。

そのため表面麻酔を用いた脱毛を受けるのであれば、クリニックによっては施術時間の30分前に来院するようアナウンスされる事があるのです。

どうしても30分早く来るのが難しければ、麻酔テープでの表面麻酔を希望し来院前に自分で貼り付けて施術時間までに来院するという方法をとるのがおすすめ。

麻酔クリームはクリニックでないと塗ってもらえませんが、麻酔テープを提供してくれるクリニックであれば自分で貼る事を許可してもらえるケースがあります。

そのため来院時間の面が気になるのであればクリニックの先生に相談してみましょう。

脱毛に使う麻酔でアレルギーを起こす事もある

脱毛時麻酔として使用されるのはキシロカインリドカインという薬で、これらの薬でアレルギー反応を起こす方もいるのです。

そうした方は麻酔を希望しても断られる事があります。

このキシロカインやリドカインは歯医者さんの治療でも使われる事があるため、もし歯医者さんの麻酔で体調が悪くなった事があれば麻酔が合わない可能性があると考えましょう。

アレルギー反応は命に係わる場合もあります。

少しでも麻酔の使用に不安があれば施術前にクリニックの先生にその旨を伝えましょう。

麻酔以外の脱毛の痛み対策7つ

脱毛時の痛みを軽減してくれるのは麻酔だけではありません。

ここでは、麻酔以外の痛み対策を7つご紹介します。

施術中の痛みを極力抑えるためにはこうした対策もおすすめです。

冷却ガス

表面麻酔と冷却ガスを併用する事でより痛みが弱まり、我慢できる痛みになる可能性があるのです。

レーザーを照射する機器には冷却ガスを噴射する機能も備わっている事があり、その冷却ガスによって肌の感覚が鈍くなりレーザーの痛みをより感じにくくなる事があります。

冷却ガスが出る機器があるかどうかはクリニックに確認してみましょう。

ちなみに冷却ガスの温度は約マイナス20℃です。

レーザーの出力を弱めてもらう

脱毛時、スタッフさんは肌の状態をチェックしながらレーザーを当ててくれます。

そうした中でもどうしても痛みに耐えきれないという場合は、スタッフさんにレーザーの出力を弱めてもらう事で痛みを少なくできる可能性があるのです。

しかし、出力を弱める事で脱毛効果が下がる恐れがあるという事も知っておきましょう。

痛みの少ない機器を使うクリニックを選ぶ

脱毛時の痛みのレベルは照射するレーザーの種類によっても左右される事があるのです。

クリニックによってはダイオードレーザーという種類のレーザーが用いられる事があります。

ダイオードレーザーは他の種類のレーザーより低い温度で毛根にダメージを与えるため、照射時の痛みが少ない傾向にあるのです。

このダイオードレーザーを搭載した具体的な機器としては、このようなものが挙げられます。

  • メディオスターNeXT PRO
  • ソプラノアイス・プラチナム

より痛みの少ない施術を望むのであれば、麻酔についてだけではなくレーザーの種類についてもクリニックに問い合わせるのをおすすめします。

またクリニックによってはお試しでレーザーを当ててもらうサービスが実施されているので、そうしたものも利用して実際の施術時の感覚をチェックしましょう。

十分な保湿

脱毛を受けるのであれば肌の乾燥はご法度。

肌の水分が不足していると外部からの刺激に敏感になる傾向があり、これによりレーザーによる痛みを感じやすくなる場合があるのです。

普段の生活でも肌トラブル防止のために保湿は欠かせませんが、脱毛を受けている間は特に十分な保湿を心がけましょう。

日焼けをした状態で脱毛を受けない

脱毛に使われる機器の多くは、肌の黒い部分に反応してレーザーを照射する仕組みになっています。

日焼けをして肌が黒くなってしまうと、そういった部分にも機器が反応しやすくなるのです。

するとレーザー照射時の痛みが強くなる事があります。

そのため脱毛を受けている間は日焼けを避けましょう。

規則正しい生活で肌の調子を整えておく

肌の調子は生活習慣によって左右される事があります。

栄養の偏った食事や睡眠不足、ストレスは肌のバリア機能の低下につながる恐れがあるのです。

肌のバリア機能が低下すると、脱毛時痛みを感じやすくなる事があります。

生活習慣を見直す事は健康維持のためにも大切ですが、脱毛をする期間は特に規則正しい生活を心がけましょう。

規則正しい生活が送れていると毛周期も一定の状態に保たれやすくなるため、予定期間内に施術が完了する可能性が高くなるというメリットにもつながります。

生理前や生理中は脱毛を受けない

脱毛は生理が終わってから受けるのをおすすめします。

これは生理が始まる頃に肌のコンディションが変化しやすくなるためです。

生理前から生理の後半までは、女性ホルモンの一種エストロゲンが減少する傾向にあります。

エストロゲンが少なくなっている間は普段より肌が敏感になる事が多いため、脱毛時の痛みも感じやすくなる恐れがあるのです。

そのため痛みを少なくしたいのであれば、生理前や生理中は脱毛を受けるのはおすすめできません。

まとめ

麻酔という医療行為が可能な医療脱毛では、ヒゲ脱毛など太い毛を脱毛する際に麻酔が用いられる事があります。

医療脱毛で使われる麻酔は皮膚の表面をしびれさせる作用を持つ表面麻酔と、心理面のリラックス効果が望める精神鎮静法があるのです。

これらの具体的な麻酔の種類としては、このようなものが挙げられます。

  • 表面麻酔
    ・麻酔クリーム
    ・麻酔テープ
  • 精神鎮静法
    ・笑気ガス
    ・静脈麻酔

脱毛における麻酔はあくまで痛みを和らげるものであり、麻酔をしたからといって脱毛時の痛みがゼロになるという事は望めません。

静脈麻酔をすれば眠った状態で施術を受ける事ができますが、実際この麻酔を受けるのは特に痛みの強いヒゲ脱毛を受ける男性に多い傾向があります。

そのため脱毛を受ける人全体で静脈麻酔を受けるのは少数派です。

何としても痛みを少なくしたいという方には、レーザーの出力を弱めてもらう、保湿を心がけるなどの麻酔以外の痛み対策もおすすめできます。

また、脱毛時麻酔を希望する場合はこれら3点に注意しましょう。

  • 別料金を請求される場合がある
  • 表面麻酔を利用する場合、来院時間を早めなければならない事がある
  • 麻酔でアレルギー反応が起きるケースがある

こうした事を踏まえて麻酔の利用を検討するのをおすすめします。