必然的に露出が多くなる夏、腕と脚は完璧にムダ毛を処理しているけれど背中は放ったらし、なんてことありませんか?
手が届きにくい部位なだけにチェックが甘くなりがちですが、多くの男性は背中のムダ毛までしっかり見ています。
せっかく水着になるなら、背中のムダ毛を気にせずに自信を持って着たいですよね。
そこで今回は、水着を着るときにかかせない「背中のセルフ脱毛法」をご紹介します。
背中のムダ毛処理は必要?
普段は服に隠れているため、背中のムダ毛をそれほど気にしていないという人も多いでしょう。
ですが、背中のムダ毛は、水着を着たとき意外に目立ってしまう部位でもあります。
背中の処理が甘いまま水着を着るのは、すこし恥ずかしいですよね。
とはいえ、背中をカミソリなどで処理しようとすると、間違って傷つけてしまったり、肌トラブルをひき起こしてしまうことも。
後ろ姿美人になるために、正しい背中のセルフ脱毛の知識を知っておきましょう。
知っておきたい肌トラブル
背中は、全身のなかでもとくにデリケートで肌トラブルがおきやすい部位なので、間違ったやり方でムダ毛処理をしていると、毛穴の目立つブツブツ肌になってしまいます。
ひどくなると、病院に通わなければならないことも。
そうならないために、背中のムダ毛処理でおこりやすい肌トラブルについて知っておきましょう。
赤み
毛の流れに逆らったり、毛穴を傷つけたりしたことが原因で炎症が起こすことがあります。
また、古いカミソリや切れ味の悪いカミソリを使った場合も赤みの原因になります。
この場合は保湿よりも鎮静効果メインのクリームを選び、塗るときは毛穴を塞いでしまわないように薄く塗りましょう。
乾燥
肌の感乾燥はジェルなどで保湿せずに剃ってしまうことが主な原因です。
悪化すれば痒みをひき起こすことも。
化粧水などで保湿をたっぷりしてあげましょう。
高い潤い効果を求めるならニベアやワセリン、馬油がおすすめです。
毛嚢炎
カミソリなどで傷つき、皮膚のバリア機能が弱くなってしまったことで菌が毛穴に入り込み、炎症を起こした状態をいいます。
とくに毛穴の中で感染しやすいのは、皮膚の常在菌である表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などです。
悪化すると化膿してニキビに似た膿を持つため、ひどい場合は皮膚科など専門科を受診することをおすすめします。
おすすめのセルフ脱毛法
ここからは、自宅で背中のムダ毛処理ができる便利なアイテムを4つ紹介します。
背中は、他の部位に比べて肌のバリア機能が弱い部位のため、乾燥しやすい部位です。
「背中ニキビ」「かゆみ」などの症状を避けるためにも、自分の背中の肌状態に合った脱毛法を見つけてくださいね。
除毛クリーム
ムダ毛を溶かして除毛する除毛クリームは、
- 毛の先端がチクチクしない
- 長持ちする
というメリットがあります。
背中にクリームを塗って、決められた時間待った後に洗い流せばOKなので、とても簡単にムダ毛を処理できます。
しかし、「チオグリコール酸カルシウム」という毛を溶かす成分が刺激になって、肌がかぶれたり、腫れなどの肌トラブルになることもあるので、肌が弱い人や肌荒れを起こしやすい人は注意が必要です。
敏感肌タイプのものも各メーカーから登場しているので、自分の肌に合ったタイプのものを選びましょう。
除毛クリームを使用する前に、一度パッチテストをおこなってアレルギー反応を調べることをおすすめします。
電気シェーバー
電気シェーバーは、
- 肌への負担が少ない
- 角質まで削ってしまう心配がない
というメリットがあります。
その反面、深剃りができないので、数日後にはムダ毛がまた生えてくるという欠点があります。
電気シェーバーのなかには、背中など届きにくい部位も処理しやすいように持ち手の長いものも作られています。
孫の手のように背中を上下しながらムダ毛処理ができるので、セルフ脱毛でも剃り残しを防くことができますよ。
脱毛タオル
ドラッグストアなどでも売られている脱毛タオルは、
- 使い方がとても簡単
- 古い角質も除去してくれる
というメリットがあります。
使い方は、脱毛タオルにボディーソープをつけて、いつものように背中を洗うだけ。
強くこすりすぎると、色素沈着が起きる可能性があるので、優しく撫でるように使うのがポイントです。
タオルに配合されているポリプロピレンなどの特殊繊維が摩擦によってムダ毛をからめ取ることで、痛みなく効果を発揮してくれます。
ただ、即効性はありません。
1度洗っただけで背中のムダ毛が全てなくなるというわけではないので、注意しましょう。
家庭用光脱毛器
家庭内脱毛器には、
- 自宅で脱毛サロンと同じ施術ができる
というメリットがあります。
人気の脱毛サロンだと、希望日の予約がなかなか取れなくて脱毛が進まないということも少なくありません。
けれど、家庭内光脱毛器を購入すれば、わざわざ予約しなくても自宅で好きなタイミングで処理できるので、忙しい人にぴったりです。
価格は、家庭用光脱毛器は安いもので1万円、有名で人気のものだと6~7万円することも。
さらにカートリッジの交換など維持費がかかります。
脱毛サロンや医療クリニックに通うよりも安いですが、ある程度の出費が必要という点は大きなデメリットでしょう。
脱毛後に気をつけたい行動
脱毛後は、
- 肌を乾燥させない
- 刺激を避ける
これらの2点がとくに重要です。
ここからは、セルフ脱毛後にとくに気をつけたい3つの行動についてご紹介します。
保湿ケアはしっかり
脱毛後は肌が敏感になり、乾燥しやすいので、いつも以上に保湿するように心がけましょう。
無理に高価な保湿剤を買う必要はなく、いつも使用している化粧水や保湿クリームなどでかまいません。
とくに、お風呂上りの保湿ケアは時間との勝負です。
入浴後は入浴前よりも肌が乾燥しやすく、お風呂から出て15分後にはほとんどの水分が失われるため、すぐに保湿ケアをしなければ肌の過乾燥やしわなどにつながります。
タオルドライした後は、できるだけ素早く保湿クリームを塗りましょう。
目安は、お風呂あがりから保湿ケアを完了するまでの時間は「10分以内」です。
濡れた肌の上から塗るボディクリームやオイルの場合は、塗り終わった後タオルで軽く押さえるようにして水分を拭き取り、もう一度保湿クリームを塗れば保湿ケアはバッチリです。
パジャマは肌に優しいもの
セルフ脱毛後の背中は、とても敏感です。
化学繊維も肌への刺激になることもあるので、パジャマは肌にやさしいコットン100%のものやシルク、綿などの天然素材のものがおすすめです。
また、寝返りによる摩擦や寝ている間の汗も、肌トラブルをひき起こす原因になりかねません。
- 体を締め付けないデザインのものを選ぶ
- パジャマはこまめに洗濯する
など、普段の生活以上に清潔かつ低刺激に過ごすことを心がけましょう。
体を温めすぎる行動は控える
脱毛方法によって異なりますが、脱毛後は毛穴が一時的に開いた状態になっています。
そのため、その間に体が温まりすぎると毛穴が閉じにくくなり、さらに血管が広がって血流がよくなることで、かゆみや赤みのトラブルの原因にもなりかねます。
さらにスポーツなどで汗をかくことで、雑菌を増殖させやすくしてしまうことも。
脱毛当日はとくにデリケートな状態なので、
- 温泉
- スポーツ
- ヨガ
- サウナ
など、体が温まりすぎる行動は控えましょう。
まとめ
脱毛には、メリットとデメリットの両方があります。
とくに背中は見えない範囲なので、心配になってしまいますよね。
「事前に正しい知識と方法をチェックしておくこと」こそ、肌トラブルへ発展させずに綺麗な背中を手に入れる大切なポイントです。
自分に合ったセルフ脱毛法で後ろ姿も忘れずにケアして、今年の夏は自信をもって夏を楽しんでみませんか。